簡易宿所とは?

 古い家があった場所は、解体されて空き地になりました。
 ごく普通の空き地はごく普通の業者によって、ごく普通の活用をされようとしています。
 でもただ一つ違っていたのは、その空き地はホテル用地だったのです。

 ここ数年の間に、京都市内でも至る所で見かける約1メートル四方の白い看板。
 建築現場などでもよく見かける看板ですが、よく見ると「旅館業施設の計画の概要」とあります。

 一戸建ての土地にしては少し広いかな?と思う程度の所でも、旅館業施設を作ろうと計画中で、そのことを知らせる看板だったわけです。

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●旅館業とは?

 読んで字の如く、旅館を営むことを旅館業といいます。

 旅館業法に定められており、その規模や形態によって何種類かにカテゴライズされています。

 ホテル営業、旅館営業、簡易宿所営業、下宿営業。

 簡易宿所は旅館業で定められた営業形態の一つです。

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●簡易宿所とは?

 ホテルや旅館ほど大きくないでーす。という認識でまずは間違いないかと。

 旅館を営業するためには5部屋以上の客室が必要なのですが、そこに至らない比較的小規模な宿泊施設が簡易宿所にあたります。

 たとえば寝室が2部屋しかないもの、寝台として2段ベッドを利用するもの、などは簡易宿所になります。

 町のあちらこちらで見かける白い看板は、この簡易宿所を建設するために立てられている場合が多いですね。

 衛生上の要件や消防法上の制約などもありますので、簡易宿所を開設しようとする場合は多方面に確認が必要です。

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●簡易宿所のメリット

 ホテルや旅館と同様、営業日数に制限がありません。

 本格的に事業として取り組む場合、営業日数の制限があるのはアリエナイ話ですね。

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●簡易宿所のデメリット

 一戸建てを活用する場合、玄関帳場(受付カウンター)の設置が必要です。
 (条例により不要になる場合がありますが、京都市では必須です)

 また、申請から許可がおりてくるまでの期間が長い場合があります。

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 合法的に民泊をする場合、簡易宿所の許可を取るのが最も現実的な選択肢と言えそうです。

 玄関帳場を含む内装工事、消防設備のチェック、周辺にお住まいの皆様への周知・徹底と、必要なステップは多岐にわたります。

 お住まいの地域の保健センターに相談して、必要な手続きを着実に進めていくことが大切ですね。

 <京都市の旅館業相談窓口についてはこちら>

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●免責事項
 この記事の内容は2018年6月5日現在の法令を基準に作成しています。
 今後の法改正、または自治体の条例等によって基準の緩和や厳格化が行われる場合があります。
 実際に民泊の運営をお考えの方は、自治体の担当部署への相談をお忘れなく。

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